ヘレス・デ・ラ・フロンテーラで飲みすぎた

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そもそも

2022年8月にヘレス・デ・ラ・フロンテーラに日帰り旅した時の様子。

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラはシェリー酒の本場として知られるアンダルシア州の都市。人口は約20万人。セビージャから列車で1時間ほど。

シェリー酒は醸造過程でブランデーなどのアルコールを添加することで通常のワインよりアルコール度数を高めた酒精強化ワインの一種。酒精を強化することで、酸化・腐敗しにくくなり保存性が高まるとともに、樽での長期熟成が可能になり通常のワインとは異なる芳醇な味わいを実現できるようになった。また長期の船便での輸出にも耐えられるようになり、百年戦争以降のイングランドや大航海時代以降の新大陸へ盛んに輸出されていたとされる。シェリー酒以外の酒精強化ワインとしては、スペインのマラガワイン、ポルトガルのポートワインやマデイラワイン、イタリアのマルサラワインなどが知られる。

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラへ

セビージャから列車でヘレス・デ・ラ・フロンテーラへ。ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ行きの列車は一時間に一本ぐらいあるだろうと油断していたが、11時前にセビージャ・サンタ・フスタ駅に着いて券売機で切符を買おうとしてポチポチしていたところ、その列車の出発10分前か5分前になり、直前すぎて券売機では切符が買えなくなった。仕方なくその次の列車を調べるとなんと4時間後しかないということが判明した。窓口にも行列ができていてそれを待っている時間はない。焦った私はとりあえず乗り込もうと思い、ダッシュでプラットフォームへ行き、幸い改札的な仕組みがなかったため、なんとか列車に乗り込むことができた。とはいえスペインまたはアンダルシア州の鉄道の勝手が全く分からないので、無賃乗車で高い罰金とられたらやだなあなどと心配しながら2駅ほど車両の連結部分に座っていた。しばらくして車掌さんが切符を確認するために巡回してきたので、切符を買っていないことを伝えると車内で普通に買うことができた。ふう。しかも昨日コインランドリーで€50札を€1コイン50枚に両替していて大量の小銭を持っていたので、大量の小銭で運賃をピッタリ支払うと車掌さんは大喜びだった。めでたしめでたし。

というわけでヘレス・デ・ラ・フロンテーラに到着。駅がかっこいい。 station1

散策

さっそく街を散策してみる。さすがシェリー酒の本場だけあって、あちらもこちらもシェリー酒の醸造所だらけ。

Dios Baco street1

Díez Mérito street2 street3

中央市場も発見。 street4

タバンコ

まずは腹ごしらえということで、TABANCO EL PASAJEというタバンコにやってきた。タバンコとは、シェリーを樽から量り売りしている横で一杯飲めるというヘレス・デ・ラ・フロンテーラ風バルといったところ。心ゆくまでシェリー酒を格安で楽しむことができる楽園である。 tabanco1

シェリー酒3杯とチーズをいただいた。注文するとカウンターの板にチョークで値段を書いてくれる。風情と伝統と合理性が共存するこのシステム最高。そういえばサン・セバスティアンでは結局このシステムを見る機会はなかったな。シェリー酒もチーズもめちゃくちゃ美味しかった。 tabanco3

このタバンコ雰囲気ありすぎて最高だった。 tabanco4 tabanco2 tabanco5

ティオ・ぺぺ

「ティオぺぺ」で有名なゴンサレス・ビアス社のボデガ見学にやってきた。

創業者マヌエル・マリア・ゴンザレス・アンヘル氏。 tiopepe1

私が参加した時間帯のツアーはスペイン語のみだったが、シェリー酒に関する一通りの知識があったおかげで、雰囲気で大体理解できた。 tiopepe2

おもちゃみたいな可愛い列車に乗って敷地内を移動する。ポッポー。 tiopepe3

まずはシェリー酒の基礎知識や製造工程の説明を受ける。 tiopepe4 tiopepe5 tiopepe6 tiopepe7

やっぱり貯蔵庫に来ると醸造所や蒸溜所に来た実感がわく。貯蔵庫ってなんでこんなに美しいんだ。 tiopepe8 tiopepe9 tiopepe10 tiopepe11

中庭には藤棚ならぬ葡萄棚。 tiopepe12 tiopepe13 tiopepe14

見学ツアー終了後は試飲タイム。ブドウの品種や熟成方法や熟成年数が異なる銘柄を飲み比べる。贅沢すぎてええんか。 tiopepe15

ティオぺぺくん。知らんけど。 tiopepe16

施設が巨大で新しい。儲かってはるわ。 tiopepe17

最後にお土産コーナーを通って終了。いやー満足満足。 tiopepe18 tiopepe19

ヘレス大聖堂

18世紀に建設された大聖堂。今回はシェリー酒が目的だったので全く記憶がない。 cathedral1

アルカサル

11-12世紀イスラーム支配時代に建設された要塞。閉まっていて入れなかった。 alcazar1

散策

アンダルシアの旧市街の典型的な街並み。 street6 street7

バルデラグラナ海岸

せっかくだし海に行こうと思い立って急遽近場のビーチに列車でやってきた。列車に乗っていると車掌さんにマスクを着用するように注意された中年男性二人組がブチギレて口論になる現場に遭遇した。

この海岸やたら広い。やっぱ海はええな。 valdelagrana1 valdelagrana3 valdelagrana2

セビージャに帰る列車までかなり時間があったので、散策がてら電動キックボードで隣の駅まで行くことにした。 valdelagrana4 valdelagrana5

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに戻る

セビージャ行きの列車までかなり時間があったので一旦ヘレス・デ・ラ・フロンテーラまで列車で戻ることにした。帰りの列車内でさっき乗客と口論していた車掌さんと再会し、目が合うと車掌さんが「あなたさっき居たよね。さっきブチギレてたおじさんたちは直前にスマホを無くしてイライラしてたんだ」と言ってきた。何の情報。

ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに到着。時刻は18時半頃。お腹が空いたので飲食店を色々探したが、土曜日だったからか開いている店が全く見つからない。仕方なくたまたま見つけたEmpanadas Malvónというエンパナーダ屋さんでエンパナーダをテイクアウトすることに。エンパナーダはパン生地に具材を詰めて焼いたり揚げたりした料理。味はまあ大体想像通り。 empanada1

セビージャへ帰宅

ようやくセビージャに到着。時刻は21時半頃。近隣都市に日帰り旅すると、2日間しか滞在していないセビージャに戻ってきた時に、そこがまるでホームかのようにホッとする。慣れってすごい。 station2

参考書籍

愛しのアンダルシアを旅して 南スペインへ

情熱でたどるスペイン史

オラ!スペイン旅ごはん

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