行ってわかったヨーロッパ(ポジティヴ編)
そもそも
2022年5月から9月にかけてヨーロッパの各都市を旅した際に体験した、行って初めて分かったヨーロッパ各都市に共通するポジティヴなことを色々と書いていく。
社会
シェンゲン協定がありがたい
シェンゲン協定のおかげでヨーロッパの大半の国に国境を気にせずに行き来し放題なのは本当にありがたかった。一度圏内に入ってしまったらパスポートを使う機会もほとんどなく、非常に便利だった。シェンゲン圏内の国の国民はもはや国民カードだけあれば圏内の他国に行き放題なのでパスポートすら必要ないらしい。
何かと融通が効く
ヨーロッパは日本より現場にある程度大きな裁量が与えられる傾向があるからか、担当するスタッフによってはいい感じでコミュニケーションをとるとグレーな融通が効くことがたまにあった。
人
ちゃんと議論ができる
知らない事実を伝えると割と素直に受け入れるのでちゃんと説明すれば割とわかってくれる人が多かったり、各人にとっての最適解が異なるという考えをみんなが前提として共有しているので意見や仮説をストレスなく言い合える人が多かったりする。この辺りは日本人と日本語でコミュニケーションする時の方が不自由に感じることが多い。おそらく教育の影響だろう。
目が合うとニコッとする
みんな目が合うと「カメラを向けられた芸能人か」って思うくらいニコッとする。あれは自然に身についたものなのか、ある程度教育されるものなのかどっちなんだろう。
日常生活
日本のコンビニみたいな商店が割とある
割とどの街でも、夜遅い時間や深夜でも営業しているフランチャイズ商店や個人商店が結構あって、それぞれの商品の品揃えも普通に日本のコンビニやスーパーと同等かそれ以上に豊富だったりした。
クラクフの商店。飲み物の品揃えが豊富。
床屋のクオリティが高い
ヨーロッパ各地(ロンドン、ハンブルク、プラハ、サン・セバスティアン)で床屋に行ったが、どの床屋も値段€20以下で「フェードカットで」とだけ伝えると、終始かなり丁寧に細かいところまで調整してくれて、日本でも経験したことがないレベルの高い合格点を超えてくるクオリティをオールウェイズ出してくれた。
ロンドンの床屋。カットしてくれたおじさんがたまたま日本旅行を計画中だった。
パンが美味しい
どのレストランでも(頼んでないのに)出てくるパンがとても美味しかった。噛めば噛むほど麦の味がする硬めのパンが多く、こういうパンを毎日食べてるおかげでヨーロッパの人はみんな歯や骨格が健康なのではと思ったりした。スーパーに売っている500gとか1kgのライ麦パンも安くてとても美味しいので、それを買っとけばとりあえず食糧には困らない。
個性的だけど無名な教会がたくさんある
設計や内装がかなり個性的で観光地としてもかなり楽しいのに、無名で人が全然いなくて落ち着ける教会が街中にごろごろあって、街を散策するのが楽しい。
電動キックボードがゲームチェンジャー
大抵の大都市にはLimeなどが提供する電動キックボードが街のあちこちに置いてあり、それらを活用することで徒歩では遠いけどバスや地下鉄に乗るのも逆に時間がかかるみたいな移動の不便が一気に解決された。電動キックボードのおかげで一日に使える時間も体力も1.5倍になった感覚があり、スケジュールに大きな余裕をもたらしてくれた。まさにゲームチェンジャーと呼ぶにふさわしい。
ベルリンで乗った電動キックボード。