KAKAMU

話す回路とは

英文を話せるとは、話者が言いたいこと(=意味)を英語の音に変換できることです。「彼(誰やねん)がりんごを食べていた。」という状況を言いたい時、”He was eating an apple.”と発音できれば、言いたいことを話せていると言えます。私たちは、話す時、まず言いたいことをイメージ化し、そのイメージを描写して音に変換しています。

イメージ化とは、あらゆる情報を視覚情報に変換することを言います(「3章:聞く」参照)。上記の例の場合、彼がりんごを食べていたことを言いたいので、彼がりんごを食べていた過去のある時点の状況をイメージ化し、そのイメージを英語で描写して音に変換しています。もちろん「(現在)彼がりんごを食べている。」のように、話者の目の前で彼がりんごを食べている場合は、その目の前の状況がすでにイメージ化されたものになります。その場合もそのイメージを描写して音に変換していることには変わりありません。

余談ですが、頭の中で英文を組み立てられるかとその組み立てた英文を発音できるかを区別し、まずは文法的に正しい英文を組み立ててからその組み立てた英文を正しく発音しましょうという英語学習法の本がたまにあります。言っていることは100%誤っている訳ではありませんが、英語の場合、話しながら(=発音しながら)英文を組み立てることは母語話者でもよくあり、”, which is ~”のように後からどんどん説明を追加したり、普通に言い直したりすることもよくあるので、あまり実用的とは言えません。

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さらに詳しい内容は、書籍「言語を、鍛えろ。」をご覧ください。