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サン・マルコ広場に行ってきた

2022.07.08

そもそも

ヴェネツィア滞在記2022のスピンオフ。

サン・マルコ広場とサン・マルコ寺院とドゥカーレ宮殿に行ってきた。

サン・マルコ広場

ヴェネツィアで最も有名で最も観光客が集まる中心的な広場。旧宮殿や旧行政館など主に政府系の建物に周りを囲まれている。 Blog Image

広場の東側に見えるのが一部工事中のサン・マルコ寺院。 Blog Image

中世の時代から長きにわたって損傷や崩壊を重ねてきた鐘楼。現在の鐘楼は1912年に完成したもの。 Blog Image

15世紀末に完成したムーア人の天文時計塔。屋上には鐘を鳴らす2体のムーア人像が。 Blog Image

サン・マルコ寺院

9世紀に遡る歴史をもちビザンティン様式で設計されたヴェネツィア最大の聖堂。現在の実際の地位は大聖堂なのにサン・マルコ大聖堂と呼ばれないのは、ヴェネツィア共和国時代にあくまでもローマカトリック教会の管轄ではなく国家管轄の聖域として建てられ、ナポレオンに支配される19世紀までずっと大聖堂ではなかったという歴史に由来する。 Blog Image

複雑で細かい装飾が施されている入口上部。 Blog Image

一面金ピカで覆われている豪華絢爛すぎる内部。 Blog Image Blog Image Blog Image

上階は博物館のように展示物が並べられており、その中で最も目を引くのがこのクアドリガだった。このクアドリガは1204年の第4回十字軍に参加したヴェネツィア軍が東ローマ帝国のコンスタンティノープルから持ち帰ったものとされる。しかもローマ帝国時代に制作された可能性があり、現存する最古のクアドリガ彫刻かもしれないという。 Blog Image

バルコニー(というか足下を見るに完全に屋根の上)に出ることができる。 Blog Image

ここには元々例のクアドリガが置かれていたが、現在は代わりにそのレプリカが置かれている。 Blog Image

ヴェネツィア共和国元首の気分でサン・マルコ広場を一望できる。 Blog Image

左側に見える建物がドゥカーレ宮殿。 Blog Image

ドゥカーレ宮殿

10世紀以前に遡る歴史をもつ、ヴェネツィア共和国元首の邸宅兼政府庁舎だった建物。 Blog Image

強そうな入口(何が)。 Blog Image

内庭。柱何本あんねん。 Blog Image

四つの扉の間。奥の壁に描かれているのは、パオロ・ヴェロネーゼの『レパントの海戦の勝利を感謝するヴェニエル総督』。 Blog Image

元老院の間。天井に描かれているのは、ティントレットの『ヴェネツィアの勝利』。 Blog Image

十人評議会の間。 Blog Image

メインとも言うべき大評議会の間。広すぎるし豪華絢爛すぎる。四方八方が名画の嵐。 Blog Image

ティントレットの『天国』。ティントレットが70代の時に描かれた。 Blog Image

ドメニコ・ティントレット(ティントレットの息子)の『サルヴォーレの海戦』 Blog Image

宮殿と牢獄を繋ぐ「ため息橋」。囚人がこの格子から最後となるヴェネツィアの美しい景色を見てため息をつくという逸話に由来する。 Blog Image

外側から見た「ため息橋」。 Blog Image

参考書籍

海の都の物語 ヴェネツィア共和国の一千年(上)―塩野七生ルネサンス著作集4

西洋美術史入門

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

ルネサンス 歴史と芸術の物語

イラストで読む ルネサンスの巨匠たち

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

「イタリア」誕生の物語

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#ヨーロッパ#イタリア#教会#宮殿