ワット・アルンに行ってきた
そもそも
バンコク滞在記2022のスピンオフ。
ワット・アルンは、チャオプラヤ川西岸に位置するアユタヤ朝時代に創建された寺院。トンブリー朝時代には王室の守護寺院とされ、ラタナコーシン朝時代に増改築が繰り返され、現在の姿になった。「アルン」は夜明けを意味し、三島由紀夫の小説『暁の寺』の題名の由来としても知られる。
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仏塔群
中央に大仏塔、その周りに4基の小仏塔が配置されている。インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をもとにしたタイの民族叙事詩「ラーマキエン」に登場する神々が随所に彫られ、有色陶器の破片で複雑で華麗な花々で装飾されている。
大仏塔
塔の上部には、3つの頭を持つエラワンとその上に乗るインドラ神の像がある。

小仏塔
塔を支える神々の表情がそれぞれ個性的で面白い。

御堂
仏塔の前にある御堂の屋根を修繕する様子。

御堂内部の仏像群。

山門
2体の巨大な鬼神ヤックが守護する本堂へ至る山門。

本堂
ラーマ2世の時代に建てられ、ラーマ5世の時代に改修された本堂。

本堂を囲む中国風の石像。タイが中国と貿易する際にバラスト(船体を安定させるために積み込む重し)として船に積まれていた石を利用して彫られたものらしい。

本堂内部。御本尊の台座にはラーマ2世の遺骨が納められている。

壁にはお釈迦様の生涯が描かれている。

御本尊に向かって左側に僧侶がお祈りする一段高い舞台があった。その舞台の上で一人の僧侶が大音量でスマホで動画を見ていた。修行の一環に違いない。しばらく本堂に座っていると僧侶が10人ぐらいやってきてお祈りが始まった。その中の一人の僧侶がお祈り中にスマホで本尊の写真を撮っていた。今日が記念すべき初めてのお祈りだったに違いない。お祈りが始まって数分後に一人の僧侶がやってきて何事もなかったかのようにお祈りに途中参加した。途中参加とかありなんや。いや何か理由があるに違いない。

チャオプラヤ川
ワット・アルンの目の前には、雨が降って増水したチャオプラヤ川が。

ここから船に乗って東岸へ渡ることに。船乗り場も浸水していた。

チャオプラヤ川の上から眺めるワット・アルンは美しかった。
