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グラナダ滞在記2022(2日目)

2022.08.10

そもそも

2022年8月にグラナダに滞在した時の様子。2日目。

1日目の様子はグラナダ滞在記2022(1日目)にて。

グラナダ考古学博物館

先史時代からレコンキスタ完了頃までの遺物を展示している考古学博物館。建物は16世紀に建てられたカサ・デ・カストリルという高級住宅を利用したもの。 Blog Image

紀元前5-4世紀に南イタリアで制作されたと思われる胴体の鎧。南イタリアとの貿易によってイベリア半島にもたらされたと思われる。 Blog Image

アルホナで発見された雄牛の彫像。紀元前6-4世紀に制作されたと思われる。 Blog Image

アルハンブラ宮殿へ

事前に予約したチケットの時間が近づいてきたので、いざアルハンブラ宮殿へ向かう。

丘の上を目指してずんずん登っていく。 Blog Image

到着。 Blog Image

アルハンブラ宮殿

13-14世紀に建設されたナスル朝グラナダ王国の大宮殿。イスラーム建築の傑作として名高い。アルハンブラ宮殿というのは、敷地内に点在する数々の宮殿や城塞や庭園などの総称。

ヘネラリフェ

まずは13世紀末に建設された歴代の王たちの夏の離宮ヘネラリフェへ。アルハンブラ宮殿の北東に位置する高台に素朴な庭園が広がる。 Blog Image

宮殿群と旧市街を見下ろす。 Blog Image

アセキアの中庭。素朴で落ち着く。 Blog Image Blog Image

アルバイシン地区を見下ろす。 Blog Image

スルタナの中庭。 Blog Image Blog Image

水の階段。手すり部分が水路になっている。そこに流れる山脈から引かれた水がキンキンに冷えていて気持ちいい。 Blog Image Blog Image

アベンセラヘス宮殿跡

王国内で特権的地位にあったアベンセラヘス一族の宮殿の跡?詳細は不明。 Blog Image

アルカサバ

13世紀にナスル朝最初の王ムハンマド1世のもとで建設された城塞。原型は9世紀の後ウマイヤ朝時代に遡るとされ、アルハンブラ宮殿内では最古の建造物とされる。ドラクエなどRPGの世界観を随所に味わえる。 Blog Image Blog Image

塔の上からアルバイシン地区を一望。 Blog Image Blog Image

兵士たちが生活していたとされる住居の跡。 Blog Image Blog Image Blog Image

アルカサバで最も高いベラの塔。 Blog Image

グラナダの街を一望する絶景が広がる。 Blog Image

遺跡には大体守り神みたいな猫や犬がいる。あるある。 Blog Image

パルタル宮殿

14世紀初頭にムハンマド3世のもとで建設されたアルハンブラ宮殿内最古の宮殿。 Blog Image Blog Image Blog Image

ヘネラリフェを望む。 Blog Image

カルロス5世宮殿

レコンキスタ完了後にスペイン国王カルロス1世(神聖ローマ皇帝カール5世)が建設したルネサンス様式の宮殿。設計はスペインに生まれイタリアで修行した建築家ペドロ・マチューカによる。正方形の建物の中央に円形の中庭を備えているのが特徴的。宮殿内部にはアルハンブラ博物館とグラナダ美術館が入っている。

南側ファサード。 Blog Image

西側ファサード。 Blog Image

なんとなくコロッセオを思わせる美しい中庭。これぞルネサンス様式。 Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image

アルハンブラ博物館を見学。 Blog Image Blog Image

ナスル朝宮殿

歴代の王の住居かつ政治の中心だった王宮ナスル朝宮殿へ。ナスル朝宮殿は、行政や司法の中心だったメスアール宮、外交の中心だったコマレス宮、王の私的居住空間だったライオン宮から構成されている。

いざ入宮。まずはメスアール宮。 Blog Image

メスアールの間。天井の木組み装飾や壁床のタイル装飾が特徴的。 Blog Image

メスアールの中庭。門には植物をモチーフにした非常に繊細なアラベスク模様が施されている。現在は茶色の部分もかつては彩色されていたという。 Blog Image

黄金の間。 Blog Image

???の間。天井と壁の装飾が半端ない間。 Blog Image

ここからコマレス宮。アラヤネスの中庭。おそらく最も有名な空間。 Blog Image Blog Image

バルカの間。即位した王が玉座につく際にアッラーから祝福を授かる空間らしい。 Blog Image

大使の間。外国の大使が王に謁見する空間。宮殿内で最も広い空間。 Blog Image Blog Image

先ほどと反対側から眺めるアラヤネスの中庭。アルハンブラ宮殿を表すのにおそらく最もよく使われる画。 Blog Image Blog Image

ここからライオン宮。ライオンの中庭。柱が124本もあるらしい。 Blog Image

中央にはライオンたちが背中で支える水盤が。かつては水時計として機能していたらしい。 Blog Image

アベンセラヘスの間。陰謀を企てたアベンセラヘス一族が王に惨殺されたという逸話が残る空間。天井を覆う蜂の巣のような鍾乳石装飾はモカラベ様式の芸術。どうやって作ったのか皆目検討もつかない。 Blog Image

諸王の間。天井には王たちを描いた色鮮やかな絵画が残されている。 Blog Image Blog Image

二姉妹の間。モカラベ様式の八角形の天井が特徴的。 Blog Image

リンダラハの中庭。中央の噴水はレコンキスタ後に設置されたもの。 Blog Image

北側の回廊。アルバイシン地区を見渡す。 Blog Image

浴場。現代の浴室と同様に換気と彩光がちゃんと考慮されている。 Blog Image

秘密の間。半球形の天井がもたらす音響によって、部屋の角に向かって小さな声で話すと別の角にいる人に声がよく聞こえるようになっている。 Blog Image

正義の門

アルハンブラ宮殿の南側にある宮殿の出入口。これにてアルハンブラ宮殿見学は終了。 Blog Image

夕食

旧市街に戻り、Bar Trinidadにて夕食をとることに。 Blog Image Blog Image

ティント・デ・ベラーノを注文したら、オリーブとポテトサラダが付いてきた。 Blog Image

チーズをハーフサイズで注文したら、日本の4人前ぐらい来た。。 Blog Image

ミガス(Migas)。パンくずの炒め物。これもハーフサイズ。。 Blog Image

2杯目のドリンクとしてビールを注文し料理を美味しくいただいていると、注文した覚えのない肉団子とフライドポテトが来た。店員さんに聞くと2杯目のドリンクに付いてくるタパスだという。マジかよ。。冗談だろ。。 Blog Image

グラナダではもはや飲み物だけ注文すればええんか。グラナダ最高。

感想

アンダルシアにいると、なぜか穏やかで懐かしい気持ちになる。

参考書籍

愛しのアンダルシアを旅して 南スペインへ

スペイン美術史入門 積層する美と歴史の物語

情熱でたどるスペイン史

オラ!スペイン旅ごはん

美の世界旅行

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#ヨーロッパ#スペイン#宮殿#博物館#美術館#食#世界遺産