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リスボン滞在記2022

2022.08.24

そもそも

2022年8月にリスボンに滞在した時の様子。

リスボンはポルトガルの首都で大西洋に注ぐテージョ川の河口に位置する港湾都市。人口は約50万人。

紀元前800年以前にフェニキア人が築いた集落が街の起源とされる。紀元前1世紀頃にはローマの属州ルシタニアの一部となった。その後ゲルマン民族の支配を経て、8世紀初頭にイスラーム国家ウマイヤ朝に支配され、以後400年以上イスラーム勢力の支配下に置かれた。12世紀にレコンキスタによってキリスト教勢力の支配下に置かれ、13世紀にはポルトガル王国の首都となった。

15世紀にポルトガル王国の皇太子エンリケの下でリスボンは海外進出の拠点となり、それ以降ヴァスコ・ダ・ガマによるインド航路開拓によってアジアとの香辛料貿易が活発化したり、カブラルのブラジル到達によって新大陸との貿易が活発化したりして、リスボンは黄金期を迎えた。16世紀後半以降はポルトガルがスペインに併合され独立を失ったり、世界貿易の中心がイギリスやオランダなどの新興勢力に移ったりして、ポルトガルおよびリスボンの立場は次第に後退していった。1755年にリスボン大地震が発生し、当時ヨーロッパ有数の大都市であったリスボンは壊滅的な被害を受けた。

スピンオフ

リスボンで名物を味わってみた

ベレン地区を散策してみた

リスボンに到着

バルセロナから飛行機に乗ってリスボンに到着。フライトが3時間ぐらい遅延してホステルに到着したのは深夜0時頃。空港と市街地が比較的近くて幸いだった。 Blog Image Blog Image Blog Image

バイシャ地区

市街地の中心に位置するバイシャ地区。1755年のリスボン大地震で壊滅し、近代的な都市計画のもとで再建された。 Blog Image

バイシャ地区の中央を貫くアウグスタ通り。 Blog Image

街の風景を彩るケーブルカーはいつ見ても満席。 Blog Image

コメルシオ広場への入口に立つ立派な門。 Blog Image

コメルシオ広場

リスボン大地震後に再建された広場。リスボン大地震以前はポルトガル王国の王宮リベイラ宮殿があった。コメルシオ広場を囲む建物には政府系機関がいくつか入っている。 Blog Image

中央には、リスボン大地震発生時の国王ジョゼ1世の騎馬像。 Blog Image

カイス・ダス・コルナス

コメルシオ広場の目の前にある埠頭とちょっとしたビーチ。景色が素晴らしい。 Blog Image

もはや海にしか見えないが一応ギリギリでテージョ川(以下同)。 Blog Image Blog Image

遊歩道

テージョ川沿いの遊歩道を歩いてアルファマ地区へ向かう。 Blog Image

ここは(例外的に)かなり綺麗に整備されていた。 Blog Image

アルファマ地区

市街地東側の高台に広がるリスボン大地震の被害を免れた地区。歴史ある街並みが随所に見られる。 Blog Image

高台にあるグラッサ庭園という公園からの景色。 Blog Image

歴史と生活感あふれるアルファマ地区の街並み。アズレージョというタイルを使った装飾が街のあちこちに見られる。 Blog Image

ケーブルカー通れるんか。 Blog Image

ポルタス・ド・ソル広場

同じくアルファマ地区とテージョ川の美しい風景を見渡せる広場。 Blog Image Blog Image Blog Image

サンタ・ルジア展望台

同じくアルファマ地区とテージョ川の美しい風景を見渡せる展望台。 Blog Image Blog Image Blog Image

サンタ・ルジア教会の外壁に施された美しいアズレージョ。レコンキスタ時のキリスト教徒とイスラーム教徒の戦いを描く。 Blog Image

下のアズレージョは、リスボン大地震以前のコメルシオ広場を描く。 Blog Image

サン・ジョルジェ城

紀元前からローマ帝国や西ゴート王国、ウマイヤ朝、ポルトガル王国など様々な時代・様々な民族によって使われてきた要塞。リスボン市内を一望する絶景を楽しめる。 Blog Image Blog Image

プラハやヴェネツィアに行った時も思ったが、街中の家屋の屋根をレンガ色に統一することの経済効果というかコスパが半端ない。 Blog Image

敷地内には孔雀が闊歩していた。 Blog Image

ちょっとした博物館に展示されていた漫画みたいなタッチのアズレージョ。 Blog Image

いざ入城。 Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image

リスボン大聖堂

12-13世紀にロマネスク様式で建てられた大聖堂。度重なる地震によって何度も再建されたため、様々な建築様式が混在している。 Blog Image Blog Image Blog Image

カイス・ド・ソドレ地区

市街地西側の沿岸に位置する地区。 Blog Image Blog Image

リベイラ市場

2014年にリニューアルオープンしたフードコート「タイムアウトマーケット」でよく知られる市場。「タイムアウトマーケット」は雑誌社のタイムアウト社が自治体と共同で手がけるプロジェクトで、リスボンでの成功を機に世界各地に拡大している。日本では2025年に大阪にオープンする予定らしい。 Blog Image

高級志向のフードコードということで、どのお店も価格は地元の飲食店の1.5倍以上だった。 Blog Image

それにしても人気だな。 Blog Image

ビカのケーブルカー

走る3本のケーブルカー路線のうち最も有名なビカ線を見にいく。 Blog Image

風情あふれる坂道を登っていくと、居眠りする猫を発見。 Blog Image

ケーブルカーが走るビカ・デ・ドゥアルテ・ベーロ通り。 Blog Image Blog Image

いや、めちゃくちゃ落書きされとる。リスボンの民度の低さがうかがえる。 Blog Image

ちなみに民度は本当に低くて、私の経験では今回の旅で訪れた都市の中で最も人種差別が激しかった。街はゴミが多く、道が狭いのに運転が荒い車が多く、列車などのインフラの質が低く、ナポリやアテネと同じような印象だった。 Blog Image

ロシオ広場

バイシャ地区に位置する中世から存在する広場。正式名称はペドロ4世広場。広場周辺の建物の多くはリスボン大地震後に再建された。 Blog Image

ロシオ広場北側の街並み。 Blog Image

ロシオ広場南側の街並み。 Blog Image

フィゲイラ広場

ロシオ広場のすぐ東に位置する広場。ジョアン1世の騎馬像が中央に立つ。 Blog Image

プライア・デ・カルカヴェロス

市街地から西に20kmほどのところにあるビーチ。ここはテージョ川河口の外なので、目の前に広がるのは正真正銘の海。 Blog Image Blog Image

海に入ってみると、真夏で猛暑日なのにかなり水温が低い。スペインで入った時とは比べものにならない。調べると深層水が海面に上がってくる湧昇という現象がおそらく関係しているらしい。ユーラシア大陸の西端ならではの体験ができた。 Blog Image

ホステルで出会った人々

カナダのブリティッシュ・コロンビア州から来たという女子大学生二人組。

弁護士見習いをしているというイスラエル人女性。

フランスでソフトウェアエンジニアをしているというインド人男性。

NARUTOのTシャツを着ていて自称アニメオタクだというスペイン人男性。

参考書籍

ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅

街道をゆく23 南蛮のみち2

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#ヨーロッパ#ポルトガル#教会#市場#自然#海