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マドリード滞在記2022

2022.08.13

そもそも

2022年8月にマドリードに滞在した時の様子。

マドリードはスペインの首都で政治の中心地。人口は約325万人。16世紀に絶対王政全盛期のスペイン王フェリペ2世が宮廷を置いたことを契機に都市として発展した。そのため歴史的な見どころは比較的少なめ。2021年に市街中心部の一部が「プラド通りとブエン・レティーロ公園地区。芸術と知の景観」として世界遺産に登録された。

スピンオフ

マドリードで名物を味わってみた

アトーチャ駅

コルドバから列車に乗ってマドリードへ。車窓はアンダルシアに比べると荒野が減り草原が増えた気がする。

マドリードのアトーチャ駅に到着。2004年3月11日に列車爆破テロ事件が発生した駅。 Blog Image

ソフィア王妃芸術センター

20世紀の近現代美術を主に展示する美術館。ピカソ『ゲルニカ』はここにある。 Blog Image

ピカソ『ゲルニカ』とダリ『偉大なる手淫者』が結局圧倒的に印象的だった。『ゲルニカ』の写真撮影が禁止だったので、その流れで写真を1枚も撮っていない。写真撮影禁止にすると作品の前でわちゃわちゃする人が激減するので、落ち着いて鑑賞することができて良い。まあそれでも撮影しようとする人とそれを注意する係員の間でわちゃわちゃしていたが。 Blog Image

トレド門

19世紀スペイン独立戦争での勝利を記念して、国王フェルディナンド7世を称えるために建設された凱旋門。 Blog Image

マヨール広場

16-17世紀に整備された広場。かつてはマドリード最大の市場が開かれたり、闘牛や異端審問裁判が行われたりしたという。中央に立つのはフェリペ3世の騎馬像。 Blog Image Blog Image

サン・ミゲル市場

100年以上の歴史を誇る市場。元々は生鮮食品卸売市場だったが、2009年にフードコートのように多種多様な料理を楽しめる美食市場へと生まれ変わった。近代的なスーパーマーケットやショッピングモールの台頭によって廃れた市場が美食市場に生まれ変わって人気観光地化する流れはスペインおよびヨーロッパ各地で見られる。 Blog Image

かなり大勢の人で賑わっていた。 Blog Image

私がアンダルシア帰りだからそう感じたのか、どこもかなり強気な値段設定だった。 Blog Image

混雑しすぎて注文するのも食べる場所を確保するのも大変だったので、ルビー色のビールだけいただいた。 Blog Image

プエルタ・デル・ソル

かつて太陽の門という城門があった場所に広がる街の中心的広場。マドリードの紋章を表現したクマとイチゴノキの像がランドマーク。なんかめちゃくちゃ工事中だったが。 Blog Image

グラン・ビア通り

ブランド店などが立ち並ぶショッピングエリア。 Blog Image

シベーレス広場

アルカラ通りとプラド通りが交差する広場。中央には18世紀に設計されたシベーレス噴水がある。背景の建物はマドリード市庁舎。 Blog Image

アルカラ門

18世紀国王カルロス3世の命で設計された門。5つものアーチを備えているのが特徴的。修繕中でハリボテだった。 Blog Image

サン・アントン市場

改装されたばかりらしくモダンで小綺麗な市場。1階が生鮮食品売り場、2階がフードコートになっている。 Blog Image

サン・イルデフォンソ市場

3階建てのビルに飲食店がひしめく市場。写真は1階の様子。 Blog Image

五月二日広場

1808年5月2日にナポレオンの支配に反抗してスペインの民衆が蜂起した出来事を記念する広場。 Blog Image

スペイン広場

中央に小説家セルバンテスの記念碑が設置されている広場。真ん中にあるのはドンキホーテとサンチョ・パンサの像。 Blog Image

デボー神殿

エジプトでアスワン・ハイ・ダム建設によって水没する予定だった神殿を、エジプト政府がダム建設の支援のお礼としてスペイン政府に寄贈したもの。ふるさと納税か。石片に解体して運んだ後に再構築し、モンターニャ公園の中央に本来と同じ方角を向くように設置した。 Blog Image

王宮を望む高台に位置する。 Blog Image

カンポ・デル・モーロ庭園

王宮の西側に広がる19世紀に整備された国営の庭園。 Blog Image

サン・フランシスコ・エル・グランデ王立聖堂

18-19世紀に建設された新古典主義様式の聖堂。 Blog Image Blog Image

ビジャ広場

次の3つの歴史的建造物に囲まれた広場。15世紀に建設されたゴシック様式とムデハル様式が混在したルハネスの家と塔。16世紀に建設されたプラテレスコ様式のシスネロス邸。17世紀に建てられたバロック様式のカサ・デ・ラ・ビジャ(旧市庁舎)。 Blog Image

クチジェロス通り

マヨール広場の南西にある数多くの美食店が軒を連ねる通り。 Blog Image

サン・フェルナンド市場

市街中心部の南寄りに位置する食品市場。 Blog Image

サン・ヘロニモ・エル・レアル教会

16世紀に建設されたゴシック様式の教会。プラド美術館の目の前に位置する。 Blog Image Blog Image

プラド美術館

16-19世紀のヨーロッパ絵画を主に展示する美術館。1819年国王フェルナンド7世の下でスペイン王家のコレクションを公開したのが始まり。

『ゲルニカ』からの流れで写真を1枚も撮っていないが、ざっくりメモっていた。印象的だったのは次の絵画。

ゴヤ『マドリード1808年5月3日』『我が子を食らうサトゥルヌス』『巨人(弟子作らしい)』

エル・グレコ『羊飼いの礼拝』

ベラスケス『ラス・メニーナス』

ヒエロニムス・ボス『快楽の園』

ダフィット・テニールス『酒を飲む王様』

パウル・デ・フォス『犬たちに食いちぎられる牛』

アントニオ・ファブレス『女奴隷』

ホアキン・ソローリャ『浜辺の子供たち』

Blog Image

アルムデナ大聖堂

19世紀後半に着工し20世紀後末に完成したマドリードの司教座聖堂。

王宮に対面する新古典主義様式の北側ファサード。ここからは入れない。 Blog Image

大聖堂前広場からの景色。 Blog Image

バイレン通りに面する新古典主義様式の東側ファサード。 Blog Image

ネオゴシック様式の内部。天井には稀に見る現代的な装飾が施されている。 Blog Image

王宮

18世紀に国王フェリペ5世の命で建設されたスペイン王国の王宮。 Blog Image

王宮南側のアルメリア広場。 Blog Image

王宮の内庭。 Blog Image

王宮の玄関口にあたる大階段。 Blog Image

最初の部屋。ほとんどの部屋は写真撮影禁止だった。 Blog Image

カバ・バハ通り

ラ・ラティーナ地区にある数多くのバルやレストランが軒を連ねる賑やかな通り。 Blog Image

セバーダ市場

ラ・ラティーナ地区にあるマドリードで最も広い食品市場。 Blog Image

サン・フランシスコ通り

毎年8月15日頃に開催される聖女パロマに捧げる大規模な夏祭りに遭遇した。 Blog Image

ホステルで出会った人々

ロンドンの会計事務所で働くというパキスタン系イギリス人男性。おしゃべりが止まらなかった。

フランスで物理学のポスドクをしているというブラジル人男性。いい人だった。

マイクロソフトでソフトウェアエンジニアをしているというブラジル人男性。

参考書籍

スペイン美術史入門 積層する美と歴史の物語

情熱でたどるスペイン史

オラ!スペイン旅ごはん

街道をゆく23 南蛮のみち2

美の世界旅行

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#ヨーロッパ#スペイン#教会#宮殿#美術館#市場#世界遺産