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アテネ国立考古学博物館に行ってきた

2022.09.08

そもそも

アテネ滞在記2022のスピンオフ。

アテネ国立考古学博物館は、ギリシャ全土で出土した古代ギリシャ時代の文化財を展示する博物館。像の前でポーズをとって写真を撮ることは侮辱的とみなされるため禁止されている。

外観

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ミケーネ文明

紀元前16-11世紀頃にペロポネソス半島で栄えたミケーネ文明の文化財。

19世紀にドイツ人考古学者シュリーマンが発見した「アガメムノンのマスク」は、実際はアガメムノンが活躍したトロイア戦争の時代より昔に作られたものとされる。 Blog Image

「アガメムノンのマスク」とともに出土した黄金の副葬品の数々。 Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image

ミケーネ文明の遺跡の一つティリンスで出土した鮮やかなフレスコ画の数々。 Blog Image

ミケーネのアクロポリスで出土した「ミケーネの貴婦人」と呼ばれるフレスコ画(紀元前13世紀)。奈良の古墳で壁画が描かれる約2000年前に描かれたという衝撃。 Blog Image

タコの絵柄が素敵すぎる壺(紀元前15世紀頃)。この絵柄マジでいい。 Blog Image

キクラデス文明

アテネ滞在記2022#キクラデス博物館を参照。 Blog Image

アルテミシオンの騎手

ヘレニズム時代のブロンズ像(紀元前2世紀頃)。カピトリーニ美術館で彫刻を堪能したでも書いたが、ブロンズ像は戦争時に武器の材料として溶かされたりしたため、古代ギリシャ時代から現存するオリジナルのブロンズ像は希少。この像はさらにモチーフまでユニークなので超希少。 Blog Image Blog Image

アスクレペイオン

ペロポネソス半島の都市エピダウロスにあるアスクレペイオン(医学の神アスクレピオスを祀った神殿)の東側と西側のペディメントとアクロテリオンの彫刻。 Blog Image Blog Image

アルカイック期

紀元前8世紀頃〜紀元前6世紀頃

ディピュロンのアンフォラ。幾何学的な紋様が特徴的。 Blog Image

クーロス(アルカイック期の裸の若い男性像)。 Blog Image

コレー(アルカイック期の若い女性像)とクーロス。保存状態がよく一部に彩色が残っている。我々が最初から白いと思い込んでいる彫刻や神殿は当時は彩色されていたものが少なくない。 Blog Image

クーロス。 Blog Image

レスリングをするアスリートが彫られたクーロスの台座。 Blog Image

同じ台座の別の側面。犬と猫を闘わせる若者たち。遊び心あるな。 Blog Image

同じ台座の別の側面。様々な運動競技をするアスリートたち。 Blog Image

古典期

紀元前5世紀頃〜紀元前4世紀頃

墓碑。3Dやな。 Blog Image

ギリシア神話に登場する海の怪物セイレーンの像。 Blog Image

オリーブオイルを貯蔵する容器レキュトス。遺体に油を塗布するために使われていたらしい。 Blog Image

墓碑。めっちゃ3D。 Blog Image

火葬した死者の灰を納める骨壷。豪華やな。 Blog Image

ナイスコスと呼ばれる柱とペディメントを備えた小さな神殿風の墓碑。 Blog Image

馬が特徴的な軍人の墓碑。 Blog Image

紀元前4世紀の彫刻についての説明。 Blog Image

アッティカのマラトン沖で出土した、若いアスリートのブロンズ像。 Blog Image

アンティキティラ島沖の難破船から出土した、青年のブロンズ像像。 Blog Image

これぞ肉体美。 Blog Image

エヴィア島北部のアルテミシオン岬沖で出土した、ゼウスまたはポセイドンのブロンズ像。 Blog Image

ヘレニズム期

紀元前4世紀後半頃〜紀元前1世紀前半頃

アッティカの都市ラムヌスで出土した女神テミス像。 Blog Image

アンティキティラ島沖の難破船から出土した、哲学者の頭部のブロンズ像。目怖いて。 Blog Image

悲劇で使用されていた仮面を模した彫刻。 Blog Image

アヒルと少年の像。生意気な微笑み。 Blog Image

犬を抱える少年の像。かわいすぎやろ。 Blog Image

ミロス島で出土したポセイドン像。 Blog Image

デロス島で出土したアフロディーテ・エロス・パンの像。アフロディーテが手にしているサンダルが現代的すぎるんだが。 Blog Image

エジプト

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陶器

ミノタウロスを退治するテーセウスが描かれたどこかシュールな陶器。 Blog Image

メデューサを退治するペルセウスが描かれた陶器。 Blog Image

紀元前6500-5300年の地母神像。 Blog Image

アンティキティラ島の機械

アンティキティラ島沖の難破船から出土した歯車式機械。天体運行を計算するための道具の可能性が高いとされている。紀元前3世紀から紀元前1世紀頃に作られたとされるこの機械は、従来想定されていた当時の文明レベルを遥かに上回る技術力を示している。この技術力が断絶することなく引き継がれていたならば、人類史は大きく変わっていたかもしれない。 Blog Image

参考書籍

古代ギリシャのリアル

太陽とエーゲ海に惹かれて きらめきの国ギリシャへ

オリンピア・キュクロス

ギリシャ正教と聖山アトス

ギリシア芸術模倣論

三島由紀夫紀行文集

世界でいちばん素敵な神話の教室

奇界紀行

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#ヨーロッパ#ギリシャ#博物館