アテネ滞在記2022
そもそも
2022年9月にアテネに滞在した時の様子。
アテネはアッティカ半島に位置するギリシャの首都。人口は約66万人。
スピンオフ
アテネに到着
ブダペストから飛行機に乗ってアテネに到着。
列車に乗って市街地へ。空港から市街地まで鉄道があるのは割と先進的(プラハ・ブダペスト・ワルシャワにはなかった)だが、車両内で電波が繋がらなかったのが惜しい。
市街地中心部のモナスティラキ駅に到着。駅構内にさっそく遺跡。さすがはギリシャ、さすがはアテネ。地下鉄の建設中絶対に遺跡破壊したやろ。
モナスティラキ駅を出てすぐの景色。アクロポリスのパルテノン神殿が見える。
モナスティラキ地区
多種多様な人々が行き交う混沌としていて活気あふれるモナスティラキ地区。
モナスティラキ地区の中央に広がるモナスティラキ広場。ガヤガヤしてる。
一旦命懸けで渡る素振りを見せないと車は絶対に止まってくれない。ビビってると永遠に道を横断できない。ナポリに匹敵する交通民度。
モナスティラキ地区のあちこちに遺跡が見られる。
鉄道の建設によって未発見の貴重な遺跡が絶対に破壊されたと思う。
街の至るところからアクロポリスを望める。確かに神々によって街が守護されてる感はある。
多くの土産物屋が軒を連ねるパンドロッソ通り。
ギリシャは古くから蜂蜜の名産地で、ギリシャ神話にも蜂蜜が登場する。
夜のモナスティラキ地区。ライトアップされたアクロポリスが映える。
パナギア・カプニカレア教会
11世紀頃にビザンツ様式で建てられたギリシャ正教会。アテネで現存する最も古い教会の一つ。初期の教会の姿を見られる。
アギオスエレフテリオス教会
12世紀頃にビザンツ様式で建てられたギリシャ正教会。小さい。
ミトロポレオス大聖堂
19世紀にバシリカ様式で建てられたアテネおよびギリシャの主教座聖堂。大きい。
プシリ地区
モナスティラキ地区の北に広がるプシリ地区。個性的なバーやレストランが立ち並び、ちょっとアンダーグラウンドな雰囲気が漂う。
お伽話をモチーフにした派手な装飾が目立つカフェも。
プラカ地区
モナスティラキ地区の南東に広がるプラカ地区。商店が立ち並ぶアドリアヌ通り。
アテネ中央市場
夕方に行ったら廃墟みたいで、肉が腐ったような耐えられない臭さが漂っていた。
フィロパポスの丘
アクロポリスの南西に広がる緑豊かな丘。丘の頂上にローマ時代のアテネで活躍した執政官フィロパポスの記念碑があり、それが丘の名前の由来となっている。
丘の麓にある1000年以上の歴史があるとされる小さな教会。
丘をダッシュで登っていく。
丘の中腹にある「ソクラテスの牢獄」。哲学者ソクラテスが投獄されていた可能性がある。
登頂。2世紀に建てられたフィロパポスの記念碑。
頂上からはアテネの絶景を楽しめる。遠くに海も見える。
アクロポリスのパルテノン神殿もよく見える。
丘を下って市街地へ戻る道中。丘の斜面に風情ある街並みが広がる。
ローマン・アゴラ
紀元前後、ローマ時代に古代アゴラに代わる公共広場として建設されたアゴラ。市場や集会場として機能した。
アゴラの西門であるアテナ・アルケゲテス門。
紀元前2-1世紀頃に建てられたとされる「風の塔」。かつて日時計、水時計、風向計として機能していたとされ、世界初の気象観測所とも考えられている。
ハドリアヌスの図書館
132年ハドリアヌス帝時代に建設された図書館の遺跡。3世紀にゲルマン系民族の侵入により破壊され、5世紀に修復された。
西側にあるコリント式円柱が並ぶプロピュライア(入口)。
西側の壁。
図書室があった東側ゾーン。
ケラメイコス
市街地の西側に位置する、陶工が多く住んでいたとされる地区。
彫刻が並ぶ場所は墓地。
ゼウス神殿
紀元前6世紀に着工したものの紆余曲折あって完成せず、600年以上経った2世紀になってハドリアヌス帝の下で完成した、最高神ゼウスに捧げられた神殿。
ハドリアヌス帝を称えるべく2世紀にゼウス神殿の北西の角に建設された凱旋門。
補修中で映えない神殿。コリント式の柱がかつては100本以上並んでいたとされるが、現存するのは15本ほど。
アクロポリスがよく見える。
パナシナイコスタジアム
1896年に第1回近代オリンピックが開催された競技場。古代ギリシャ時代にはパナテナイア祭というアテネ最大の祭典が行われていた競技場の跡地に再建された。
歴代の近代オリンピック開催地が刻まれた石碑。
どーん。シンプルで美しい。
観客席の最上部は割と高い位置にあり、アテネの街並みやアクロポリスを望める。
大統領官邸
パナシナイコスタジアムの北にある大統領官邸。
リュケイオン
紀元前4世紀に哲学者アリストテレスが創設した学校リュケイオンの跡地。
キクラデス博物館
エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島で紀元前3300年頃から2000年頃にかけて栄えたキクラデス文明の遺物を主に展示する博物館。極端に様式化されたのっぺりとした女性像が特徴的。キクラデス文明は紀元前2000年頃から1400年頃にかけて栄えたクレタ文明にも影響を与えたとされる。
古代ギリシャ時代の陶器(キクラデス文明のものではない)。
キクラデス文明の女性像。
高度にデフォルメされてて逆に現代的に見えてくる。
ギリシャ国会議事堂
19世紀にギリシャ王室の宮殿として建設された建物で、20世紀前半に共和政に移行すると政府庁舎となり、その後国会議事堂となった。
シンタグマ広場
国会議事堂の前にある広場。2010-2012年のギリシャ経済危機の際によくデモが行われた場所。
エルム通り
シンタグマ広場からモナスティラキ地区まで西に一直線に伸びるショッピング通り。通りを歩いていると、道行くギリシャ人おじさんに話しかけられ「マレーシア人か」と聞かれたので「ジャパニーズだ」と返すと「ジャパニーズにしては黒すぎるだろ、ギリシャへようこそ」と言われた。3ヶ月間炎天下の野外を歩きすぎて焼けすぎた。
これにて
5月にロンドンから始まった欧州旅はこれにて完結。このあとはアテネからイスタンブールに飛んでトルコ紀行開始。