バトゥ洞窟が奇妙すぎた
そもそも
クアラルンプール滞在記2022のスピンオフ。
クアラルンプール郊外にあるヒンドゥー教の聖地バトゥ洞窟に行ってきた。19世紀末頃から20世紀前半にかけてシヴァ神の次男ムルガン(スカンダ)を祀る寺院として整備された。毎年1月から2月頃にバトゥ洞窟でタイプーサムという奇祭が行われることで知られる。タイプーサムは、シヴァ神の妻パールヴァティーが槍を授けたムルガンが魔族を破ったという神話にちなむ祭で、全身に針や串を刺した状態で寺院に参るという苦行を行う信者がいるため奇祭と言われる。うぅゾッとする。
バトゥ洞窟
市街地から列車に乗ってバトゥ洞窟へ向かう。あいにく大雨だった。

20分ほどでバトゥ洞窟に到着。

ヒンドゥー教寺院らしい派手な装飾が施された建物が洞窟の手前にあった。

どーん。巨大な黄金のムルガン像と洞窟へと誘うカラフルな階段。

さっそく階段を登って洞窟へ。階段は272段ある。カラフルに塗装されたのは2018年だという。

階段を登っていると、なんと野生の猿が俊敏に登場。

自分は何も持っていなかったので特に何もされなかったが、食べ物を持っていた人はカッパを破られて食べ物を奪われたりしていた。インド神話に登場する猿神ハヌマーンの化身かもしれない。

ムルガン像の勇ましい後ろ姿。階段は割と急なので危ない。

洞窟の入口にある門が見えてきた。

洞窟に到着。洞窟は数億年前に自然にできた鍾乳洞らしい。

洞窟内に寺院があり、その奥にまた階段がある。

ヒンドゥー教寺院はなぜこんなに奇抜でカラフルなんだ。孔雀は主にムルガンのヴァーハナ(神の乗り物)として描かれる。ちなみに寺院は土足厳禁。

洞窟の奥にある階段を上がってさらに奥へと進む。

最奥にも寺院があった。手前の寺院の方が豪華だったが。

ひっそりと佇む踊るシヴァ神。

国立公園ばりの大自然。聖域にしたくなる気持ちもよく分かる。

奥から眺める洞窟内。

洞窟内には様々な像が配置されており、まるでディズニーランドのよう。

頭から真っ二つにされて腸が飛び出ているこの像が最も奇妙だった。

というわけで麓まで下りてきた。麓にも数々の建造物や神々の像などが点在している。

鳥小屋の上を闊歩する猿。

主にヴィシュヌ神のヴァーハナとして描かれるガルーダ。

また寺院がある。

猿の大群と猿神ハヌマーン。

猿の大群。

そして猿神ハヌマーン。

持ち物から察するにヴィシュヌ神。

感想
インド神話は奥が深すぎて分からないことだらけ。