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バレンシア滞在記2022

2022.08.17

そもそも

2022年8月にバレンシアに滞在した時の様子。

バレンシアはバレンシア州の州都で地中海沿岸の港湾都市。人口は約80万人(国内第3位)。毎年3月開催されるファジェス(サン・ホセの火祭り)が有名。パエリア発祥の地としても知られる。

ローマ植民市時代、西ゴート王国時代を経て、8世紀にイスラーム国家ウマイヤ朝に支配され、以後11世紀末にカスティーリャ王国の貴族エル・シッドを中心にキリスト教勢力が支配した約10年間を除き、500年以上イスラーム勢力の支配下に置かれた。13世紀にアラゴン王ハイメ1世によって征服されると、以後キリスト教勢力の支配下に置かれた。15世紀のバレンシアは、繊維産業を中心に経済が発展し一大商業都市となった。同時期にバレンシア出身のボルジア家はローマ教皇カリストゥス3世とアレクサンデル6世を輩出し、チェーザレ・ボルジアもバレンシア大司教を務めた。大航海時代を経てヨーロッパの貿易の中心が地中海から大西洋へ移行すると、アラゴン王国およびバレンシアは経済的に衰退していった。近代以降は再び経済的に発展し、国内では色んな意味でマドリードとバルセロナに次ぐ第3の都市の座を維持している。

スピンオフ

バレンシアで名物を味わってみた

バレンシア・ホアキン・ソローリャ駅

マドリードから列車に乗ってバレンシア・ホアキン・ソローリャ駅に到着。駅名はバレンシア出身画家ホアキン・ソローリャにちなむ。 Blog Image

En Corts

宿泊地があるEn Corts地区の街並み。 Blog Image Blog Image

ルサファ市場

ルサファ地区にあるバレンシアで2番目に大きな市場。 Blog Image Blog Image

バレンシア北駅

バレンシア独自のアール・ヌーボー様式で建設されたバレンシア北駅。 Blog Image Blog Image Blog Image

構内にはファジェス(サン・ホセの火祭り)で燃やされる巨大人形が展示されていた。 Blog Image Blog Image

駅の目の前にあるバレンシア闘牛場。ローマのコロッセオを彷彿とさせる。 Blog Image

市庁舎広場

バレンシア市庁舎や企業のオフィスなどが立ち並ぶ広場。 Blog Image

バレンシア中央市場

20世紀前半にバレンシア独自のアール・ヌーボー様式で建設されたバレンシア中央市場。敷地面積と空間容積がバレンシアのみならずヨーロッパでも最大規模。 Blog Image Blog Image Blog Image

クアルトの塔

旧市街西側に位置する15世紀に建てられた城門。塔に登ることができる。 Blog Image Blog Image Blog Image

なんだか近くに砂漠がありそうな雰囲気の街並み。アンダルシアに似ている。 Blog Image Blog Image

移動中

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ラ・ロンハ・デ・ラ・セダ

15世紀後半にゴシック様式で建てられた商品(絹など)取引所。商業都市として繁栄した15世紀のバレンシアを象徴する建造物。世界遺産に登録されている。 Blog Image

螺旋状の柱が林立する大広間。 Blog Image

海事や商業に関する法廷が開かれていたとされる海の領事の間。 Blog Image Blog Image

Plaça de la Verge

バレンシア大聖堂が建つ広場。 Blog Image

13世紀に建てられ以後増改築が繰り返されたバレンシア大聖堂。 Blog Image

大聖堂の隣にある17世紀に建てられた聖堂(Basílica de la Mare de Déu dels Desemparats)。 Blog Image

移動中その2

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セラノスの塔

旧市街北側に位置する14世紀末に建てられた城門。塔に登ることができる。 Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image

Porta de la Mar

旧市街東側に位置するかつての城門の跡地に建てられたスペイン内戦の戦没者に捧げられた碑。 Blog Image

コロン市場

20世紀前半にバレンシア独自のアール・ヌーボー様式で建設されたコロン市場。 Blog Image

広々としていて開放的な内部。 Blog Image

トゥリア庭園

1957年に大洪水を起こしたトゥリア川の流域を運河の建設によって街の南側に迂回させ、元々の川床を整備して建設したトゥリア庭園。

トゥリア庭園を横切る橋。 Blog Image

緑豊かなトゥリア庭園。 Blog Image

現代的な建造物は芸術科学都市の施設群。 Blog Image Blog Image

芸術科学都市

芸術と科学をテーマにした一連の現代的な施設で構成される芸術科学都市。ガンダムの頭部みたいなの建物が多いことで知られる。設計はバレンシア出身の世界的建築家サンティアゴ・カラトラバ。規模と奇抜さの割に知名度が低い気がするのは気のせいか。

オペラハウス「ソフィア王妃芸術宮殿」。 Blog Image

施設の周辺は水に囲まれていて見た目は涼しげだが、意外と日陰が少なくて暑い。 Blog Image Blog Image Blog Image

映画館やプラネタリウムなどがある「レミスフェリック」。 Blog Image Blog Image Blog Image

科学博物館「フェリペ王子科学博物館」。 Blog Image Blog Image

多目的ホール「アゴラ」。 Blog Image

マルバロサ海岸

サン・セバスティアンやマラガなどと比べるとビーチが市街中心部から少し離れており、かつ交通機関もあまり発達しておらず電動キックボードもないため、アクセスがなかなか不便だった。ハイシーズンの割には人が少なかった気がする。時刻は17時頃。 Blog Image Blog Image

ここの砂浜はだだっ広い。砂浜によって波際までの距離が全然違う。 Blog Image Blog Image

2日目の朝10時。海岸前の道路。なぜか夕暮れ時のような日差し。 Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image

海に入るとスッキリする。ただの天国。 Blog Image

エル・カバニャル地区

マルバロサ海岸の手前に広がる住宅が集まる地区。人が少ない。暑くて日差しが強い夏はみんな夕方以降に活動するらしい。 Blog Image Blog Image Blog Image

参考書籍

チェーザレ 破壊の創造者

スペイン美術史入門 積層する美と歴史の物語

情熱でたどるスペイン史

オラ!スペイン旅ごはん

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#ヨーロッパ#スペイン#教会#塔#市場#自然#海#世界遺産