オルセー美術館に行ってきた
2022.07.30
そもそも
パリ滞在記2022のスピンオフ。
オルセー美術館は、基本的には2月革命が勃発した1848年から第一次世界大戦が勃発した1914年までに制作されたヨーロッパ美術を展示する美術館。1900年のパリ万博にあわせて建設されたオルレアン鉄道のオルセー駅の駅舎を改装し1986年に開館した。
オルセー美術館
天井が高く広々としていて見通しが良くて迷いにくい。
アントナン・メルシエ『ダヴィデ』。フィレンツェのバルジェッロ国立博物館(バルジェッロ国立博物館で彫刻を堪能した)に展示されているドナテッロの『ダヴィデ』の影響が感じられる。頭隠して残り隠さず。
トマ・クチュール『退廃期のローマ人たち』。精神的に堕落していた当時のフランスを皮肉る意味を込めて、堕落した古代ローマ貴族たちを描いたとされる。この絵画で人気を博したクチュールは画塾を開設し、そこにはマネなど後に大成する教え子が通っていた。
ポール・シュナヴァール『神聖なる悲劇』。古代の神々の死とキリストの死を描く。
入口の対面から眺める内観。
駅舎時代から残る大時計の裏側。
ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』。パリのモンマルトルにあるダンスホールでの舞踏会を描く。
ギュスターヴ・カイユボット『床削りの人々』。ブルジョワ階級の邸宅の床をカンナで削って仕上げる都市労働者を描く。
ルノワール『陽光の中の裸婦』
ポール・セザンヌ『玉ねぎのある静物』
ポール・シニャック『解体屋』
ゴッホ『ローヌ川の星月夜』。ゴッホがアルル滞在時に描いたローヌ川の堤防の一角の夜の風景。
ゴッホ『自画像』(1887年)。ゴッホがパリに移住して以降30点以上描いた自画像の一つ。
ゴッホ『自画像』(1889年)。いわゆる耳切り事件の後に描かれたもの。
ゴッホ『ファン・ゴッホの寝室』。ゴッホがアルルで暮らした家の2階の部屋を描いたもの。
レオン・フレデリック『労働者の時代』。3つのパネルで構成されており、左側のパネルには重労働に従事する男性を、右側のパネルには赤ん坊とその世話をする女性を、中央のパネルにはそのどちらでもない青少年を描く。
ホアキン・ソローリャ『漁の帰り』
フェルナン・コルモン『カイン一族の逃亡』