エディンバラでウイスキーを堪能してみた
そもそも
エディンバラ滞在記2022のスピンオフ。
スコットランドといえばスコッチウイスキーということで、エディンバラでウイスキーの蒸溜所やウイスキーをテーマにした観光施設、ウイスキーパブを巡った話。ちなみに私はGEEKY WHISKYというウイスキーのWEBサイトを作るぐらい大のウイスキー好き。
Holyrood Distillery
アーサーの玉座に登ってきた帰りに麓にあるウイスキー蒸溜所Holyrood Distilleryにやってきた。
2019年に開業したばかりの新進気鋭のウイスキー蒸溜所だ。スコットランドの首都たるエディンバラにはなんと1925年以来ウイスキー蒸溜所がなかったという。
受付で見学ツアーの申込をしてそのまますぐに見学ツアーに参加した。
工程について説明を受けたりニューメイクスピリッツを試飲したりしながらいくつかの部屋を抜けていくと見えてきたのは背の高い2基のポットスチル。一気に麦芽の香りが立ち込めるともに部屋の温度が上がる。
通路を抜けると、実験室のような部屋に通される。この部屋では様々な選択肢や可能性について議論を重ね小型の蒸溜器で色々テストしながら新商品の開発や品質の改善を進めているという。
階段を下ると、先ほど通路の下に見えたウォッシュバック(発酵槽)とポットスチルが並んでいる。後ろの壁の黒板に現在製造中のスピリッツの詳細が書かれている。
最後は熟成室。シェリーカスクやポートワインカスク、ラムカスクなどが置いてあり、栓を開けてそれぞれの香りを嗅がせてもらえた。
日本でもHolyrood Distilleryのウイスキーがいつか飲める日が楽しみ。
The Scotch Whisky Experience
一言で言うとウイスキーのテーマパークで、ウイスキーにあまり馴染みがない観光客がウイスキーを学び体験できる施設だった。
建物入ってすぐ右側にスコットランド全土のウイスキーがずらりと並ぶショップが。これだけでテンションが上がる。
まずはディズニーランドのプーさんのアトラクションみたいに、樽を模した乗り物に乗ってウイスキーの製造工程を体験する。正直、乗り物の仰々しさの割にはコンテンツがしょぼい(またはその逆でコンテンツの割に乗り物が仰々しい)と感じてしまった。
その後はちょっとした説明と試飲があり、すべて終わるとヴィンテージボトルが所狭しと並べられたショーケースがお出迎え。これは圧巻の光景だった。ただ、参加者の大多数が現行銘柄もあまり知らなそうだったのでヴィンテージボトルがどれほど訴求するかは不明だった。
ツアーが終わると私は地下のバーへ。日本のウイスキーバーでは見かけない銘柄もたくさん棚に並んでいて見るだけで楽しすぎる。
一杯のお値段も日本のウイスキーバーの半額ほど。
ウイスキー3杯と美味しいおつまみをいただいた。地下のバーは文句なしで最高だった。
Johnnie Walker Princes Street
これまたウイスキーのテーマパークで、内容がJohnnie Walker寄りのThe Scotch Whisky Experienceという感じだった。当然ながらJohnnie Walkerブランドの歴史やJohnnie Walkerを構成するキーモルトについての説明などが充実していた。2021年9月に開業したばかりということもあり施設は洗練されており、内装と演出にとにかくお金がかかっているという印象を受けた(実際に200億円以上かかっているらしい)。
参考:DIAGEO OPENS LANDMARK GLOBAL JOHNNIE WALKER VISITOR EXPERIENCE
新市街の西側に位置するJohnnie Walker Princes Streetの外観。
金色のジョン・ウォーカーがお出迎え。
タブレットで自分の好みなどを入力していくと好きなウイスキーのタイプを診断される。
演者さんがジョン・ウォーカーになりきって映像や音楽に合わせてブランドの歴史などを解説してくれる。めちゃくちゃカッコよかった。
別の部屋に移動し、先ほど診断されたタイプのウイスキーをハイボールで試飲する。ハイボールを推してきたあたり、飲みやすさをアピールして若い層やウイスキーに馴染みのない層に訴求しようとしている様子が垣間見えた。実際に南米や東欧から来ていた別の参加者は「初めてこんな飲み方したけど美味しい!」と感動している人が多かった。
その後も各部屋ごとに製造工程やキーモルトの説明が続いていく。
最後は試飲室にて、好きなフレーバーのJohnnie Walkerを2杯飲むことができた。
高級ブランド店のような内装のギフトショップ。
The Scotch Malt Whisky Society
ウイスキー好きには言わずと知れたSMWSが運営するバー兼レストラン。私はSMWS会員ではなかったが普通に利用できた。
建物入ってすぐ左側のショーケースに所狭しとボトルが並べられて販売されていた。
席から眺める圧巻のバックバー。
£30ほどのウイスキーフライト(3杯飲み比べ)をいただいた。どのボトルもやはりスタンダードボトルとは明らかにレベルが違う美味さだった。
ついでに注文したハンバーガーセットも美味しすぎて贅沢の極みだった。
ウイスキーパブ
The Black Catにてウイスキーフライト。
フライヤーが壊れてフードをお休みしたらしく自分以外誰も客がいなかった。
ウイスキーフライトがあるか聞くと決まったメニューはないが予算に合わせて適当に見繕うと言われたので、£20〜£30と伝えると完璧なチョイスでカスクストレングスを出してくれて丁寧に説明してくれた。最高すぎた。