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ローマで教会巡り

2022.07.21

そもそも

ローマ滞在記2022のスピンオフ。

ローマ市内の教会を巡ってみた(バチカンは除く)。

サンタ・マリア・デイ・ミラーコリ教会

17世紀に建てられたバロック様式の教会。ポポロ広場にあるいわゆる双子教会のうちの一つ。 Blog Image

Trinità dei Monti

16世紀にフランス国王ルイ12世の下で建てられたバロック様式の教会。現在もフランス政府が所有している。スペイン広場の階段の上にあり、教会前からは市内を一望できる。 Blog Image Blog Image

サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ聖堂

5世紀に遡る歴史をもち、15世紀以降に再建された聖堂。聖ペテロが聖地エルサレムの牢獄で繋がれていた鎖(ヴィンコリ)と、ローマのマメルティーノ牢獄で繋がれていた鎖が奇跡によって1本になったという伝説の鎖が聖遺物として祀られている。 Blog Image Blog Image

教皇ユリウス2世の墓。教皇ユリウス2世が生前にミケランジェロに依頼したが、多忙によりミケランジェロの手によって完成したのは中央のモーセ像を含む一部のみだったという(残りは弟子たち作)。 Blog Image

聖イグナチオ・デ・ロヨラ教会

イエズス会創設者の一人で初代総長のイグナチオ・デ・ロヨラ(スペインバスク地方出身)に捧げられ17世紀に建てられたバロック様式の教会。 Blog Image

アンドレア・ポッツォが遠近法を駆使して描いたトリックアートのような天井画(クアドラトゥーラ)。どこからどこまでが絵なのか分からない。 Blog Image

黒いドーム部分も実は平面。 Blog Image

アラコエリのサンタ・マリア聖堂

6世紀に遡る歴史をもち、13-14世紀に再建された聖堂。カンピドリオの丘の上にある。 Blog Image Blog Image

サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂

4世紀に遡る歴史をもち、18世紀に再建された聖堂。カストレンセ円形闘技場が隣接している。 Blog Image

サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂

コンスタンティヌス帝時代からアヴィニョン捕囚まで約1000年間教皇が本拠にしていた聖堂。教皇がバチカンおよびサン・ピエトロ大聖堂(サン・ピエトロ大聖堂に行ってきた)に移った後もローマの司教座としての地位を維持し続けている。16-18世紀に現在のような姿に再建された。ローマの4大バシリカの一つで、世界遺産に登録されている。 Blog Image Blog Image Blog Image

サンタ・マリア・イン・コスメディン聖堂

6世紀に遡る歴史をもつロマネスク様式の聖堂。フォロ・ボアリオ(ローマ滞在記2022)の目の前にある。 Blog Image

『ローマの休日』で有名な「真実の口」はこの教会に置いてある。心なしか疲れた顔をしているように見える。 Blog Image

サン・バルトロメオ・アリソーラ聖堂

10-11世紀に創建された聖堂。テヴェレ川の中洲ティベリナ島の、元々アスクレペイオン(医学の神アスクレピオスを祀った神殿)があった場所に建てられた。 Blog Image

サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ聖堂

16-17世紀に建てられたバロック様式の聖堂。彩り鮮やかな装飾が全体に施されている内部は圧巻。 Blog Image Blog Image

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂

4世紀に遡る歴史をもち、11世紀に再建された聖堂。テヴェレ川西岸のトラステヴェレ地区にある。 Blog Image Blog Image

サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂

4世紀にコンスタンティヌス帝によって聖パウロの埋葬地に創建された聖堂。城壁から南へ2km離れた場所にあるのが「フオーリ・レ・ムーラ(城壁の外)」という名の由来。1823年に火災で全壊し後に再建された。ローマの4大バシリカの一つで、世界遺産に登録されている。

デカすぎて入口を見つけるのに10分かかった。 Blog Image Blog Image

美しい柱廊。 Blog Image

ちょっと南国風の中庭。 Blog Image

列柱が4列立ち並ぶ壮観な内部。 Blog Image Blog Image

身廊と主祭壇。 Blog Image

主祭壇から見た身廊。 Blog Image

巨大なアプスに巨大なモザイク画。 Blog Image

個人的にローマで最も感動した教会かもしれない。

サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂

5世紀に遡る歴史をもつ、聖母マリアに捧げられた教会としては世界最強の地位を誇る聖堂。アヴィニョン捕囚から戻ってきたローマ教皇がバチカンに移るまでの間一時的に本拠とした。ローマの4大バシリカの一つで、世界遺産に登録されている。 Blog Image Blog Image Blog Image Blog Image

サンタ・プラッセーデ聖堂

9世紀に建てられた聖堂。サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂のすぐ近くにある。

ひっそりこぢんまりとしていて気づきにくい入口。 Blog Image

内部身廊。当時から残る貴重なビザンティン様式のモザイク画。 Blog Image

後ろの壁に描かれている絵もなかなかユニーク。 Blog Image

サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会

17世紀に建てられたバロック様式の教会。

16世紀に建設された「フェリクス水道の泉」が教会の目の前にある。中央に位置するのはモーセ像。 Blog Image

重厚感あるファサード。 Blog Image

これでもかと豪華な装飾が施されている内部。 Blog Image

ベルニーニの傑作『聖テレジアの法悦』 Blog Image

天使何体おんねん。 Blog Image

Santa Maria della Concezione dei Cappuccini

17世紀に建てられた教会。大量の人骨で装飾された礼拝堂がある地下納骨堂が有名。撮影禁止だったので写真はないが、ミラノで教会巡りで書いたサン・ベルナルディーノ・アッレ・オッサ教会に匹敵する人骨具合だった。 Blog Image

一応教会の方も入ってみた。床の石碑の文字が薄くなっているので文字を踏まないように歩いてくれと言われた。 Blog Image

サンタ・マリア・デランジェリ・エ・デイ・マルティーリ聖堂

古代ローマ時代のディオクレティアヌス浴場の遺跡(ローマで浴場跡を巡ってみた)を利用して、16世紀にミケランジェロの設計で建てられた聖堂。何でもかんでも教会にすな。 Blog Image

参考書籍

チェーザレ 破壊の創造者

テルマエ・ロマエ

プリニウス

甘くて、苦くて、深い 素顔のローマへ

教養としての「ローマ史」の読み方

はじめて読む人のローマ史1200年

西洋美術史入門

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

ルネサンス 歴史と芸術の物語

イラストで読む ルネサンスの巨匠たち

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

「イタリア」誕生の物語

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#ヨーロッパ#イタリア#教会#世界遺産