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ローマ滞在記2022

2022.07.21

そもそも

2022年7月にローマに滞在した時の様子。

ローマはイタリアの首都でラツィオ州の州都。人口300万人弱(大阪市と同じぐらい)。古代ローマ時代から残る数多くの遺構やカトリック教会の総本山バチカンなどを擁する世界有数の観光地。街の一部が「ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂」として世界遺産に登録されている。美しい歴史的建造物とは裏腹にゴミが多くて汚い。

スピンオフ

カピトリーニ美術館で彫刻を堪能した

ローマで教会巡り

コロッセオを探検してみた

ローマで名物を味わってみた

フォロ・ロマーノを散策してみた

サン・ピエトロ大聖堂に行ってきた

サンタンジェロ城に行ってきた

ローマで浴場跡を巡ってみた

バチカン美術館が広すぎた

ローマ・テルミニ駅(中央駅)

広々としたローマ・テルミニ駅。駅周辺はあまり治安が良くなさそうだった。 Blog Image Blog Image

市裁判所

裁判所カッコよすぎやろ。 Blog Image

ポポロ広場

市街地北側にあるかつてのローマ市内への入口。3本の道路が南へ向かって放射状に伸びている。現在のポポロ門は16世紀以降に再建されたもの。広場中央のオベリスクはラムセス2世時代に制作されヘリオポリスに置かれていたもので、アウグストゥス帝時代にローマに運ばれチルコ・マッシモに置かれた(16世紀にポポロ広場に移設された)。ローマ市内に13本あるオベリスクのうちの一つ。 Blog Image

スペイン広場

映画『ローマの休日』で有名な広場。 Blog Image

17世紀にベルニーニ親子によって制作されたバルカッチャの噴水。 Blog Image

スペイン広場の名前の由来となっているスペイン大使館。 Blog Image

トレヴィの泉

18世紀に建設されたバロック様式の噴水。なぜかトレヴィの泉はスペイン広場のすぐ近くにあるという先入観を抱いていたが、実際は徒歩10分ほど離れている。複数名の警官によって常に警備されており、観光客が度々ホイッスルを吹かれ注意されていた。 Blog Image

中央に水の神ネプチューン(ポセイドン)、左に豊饒の女神ケレース(デーメーテール)、右に健康の女神サルース(ヒュギエイア)が配置されている。 Blog Image

人工とはいえやたら水が綺麗だった。 Blog Image

Vicus Caprarius

地下にある古代ローマ時代の住居跡や水道跡を見学できる博物館。トレヴィの泉のすぐそばでたまたま発見したので行ってみた。 Blog Image

こういうのが見たかったんだよ。 Blog Image

クイリナーレ宮殿

元々は16世紀の教皇グレゴリウス13世の夏の住居として建設された宮殿。現在は大統領官邸。 Blog Image

宮殿前にある噴水兼オベリスク。ローマ市内に13本あるオベリスクのうちの一つ。 Blog Image

ボルジア階段

階段上の建物がスペインのバレンシアに起源をもつ貴族ボルジア家の宮殿だったことに由来する。ボルジア家出身の教皇アレクサンデル6世(チェーザレ・ボルジアの父)は世俗的な教皇として悪名高い。この階段は、漫画『チェーザレ 破壊の創造者』の聖地の一つ。 Blog Image

ナヴォーナ広場

かつては1世紀にドミティアヌス帝が建設したドミティアヌス競技場だった広場。広場中央にある噴水またはオベリスクの土台は、四大河(ナイル川・ガンジス川・ドナウ川・ラプラタ川)を擬人化したベルニーニ作の彫刻。ローマ市内に13本あるオベリスクのうちの一つ。 Blog Image

パンテオン

紀元前1世紀にアウグストゥス帝の下で建設され(後に火事で焼失し)、紀元後2世紀にハドリアヌス帝の下で再建された神殿。ローマで最も重要な建造物と言っても過言ではない古代ローマ建築の傑作。このパンテオンの建築様式を模倣した建造物がヨーロッパ各地に存在する。 Blog Image

パンテオンの目の前にある噴水兼オベリスク。ローマ市内に13本あるオベリスクのうちの一つ。 Blog Image

パンテオンの直径と頂部までの高さが約43.2mでほぼ同じ。頂部にある直径9mのオクルス(ラテン語で目を意味する)から光が降り注ぐ。ただただ美しすぎる。 Blog Image

イタリア王国初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のお墓。ラファエロのお墓もあった。 Blog Image

アドリアーノ(ハドリアヌス)神殿

五賢帝の一人ハドリアヌス帝を称えるべく2世紀に建てられた神殿。 Blog Image

ミネルヴァ・オベリスク

ミネルヴァ広場に設置されているオベリスク。土台の象の像はベルニーニが設計し、エルコレ・フェッラータが制作したもの。ローマ市内に13本あるオベリスクのうちの一つ。 Blog Image

ヴェネツィア宮殿

かつてヴェネツィア共和国の大使館、または敷地内にあるサン・マルコ教会に任命された枢機卿の住居として使用されていた宮殿。中庭がやたら南国風だった。 Blog Image

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂

イタリア王国初代国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の偉業を称えるべく19-20世紀に建設された記念堂。無名戦士の墓地としての役割も持つ。 Blog Image Blog Image

カンピドリオ広場

カンピドリオの丘にある、主にミケランジェロによって設計された広場。古代ローマ時代には宗教的な中心地として神殿が置かれていた。

カンピドリオ広場に至るコルドナータ(階段)。馬も登りやすように設計されている。 Blog Image

カンピドリオ広場。正面の建物はローマ市庁舎。左右の建物はカピトリーノ美術館。 Blog Image

市庁舎の裏側へ行くとフォロ・ロマーノを一望できる穴場スポットがある。 Blog Image

アウレリアヌス城壁

3世紀にアウレリアヌス帝の下で建設された、ローマ市街地を囲っていた城壁。 Blog Image

カストレンセ円形闘技場。3世紀に建設された、ローマではコロッセオに次いで古い円形闘技場。サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ聖堂が隣接している。 Blog Image

割と綺麗な状態で残っている城壁。 Blog Image

チルコ・マッシモ

古代ローマ時代の戦車競技場跡。今でいう競馬場みたいなもの。 Blog Image

ラテラノ宮殿

元々は4世紀以前に遡るローマ帝国時代の宮殿で、コンスタンティヌス帝からローマ司教に贈られてから、アヴィニョン捕囚によって教皇がローマに不在になるまでの約1000年間教皇の住居として使用されていた。アヴィニョン捕囚以降は荒廃し、教皇はバチカンおよびサン・ピエトロ大聖堂に移った。現在のラテラノ宮殿は16世紀に再建されたもの。バチカン市国建国が決定したラテラノ条約が締結された場所。 Blog Image

ラテラノ宮殿前の広場にあるオベリスク。紀元前15世紀トトメス3世とトトメス4世の時代に作られ4世紀にローマに運ばれた。ローマ市内に13本あるオベリスクのうち最も古い。 Blog Image

フォロ・ボアリオ

紀元前6世紀以前の王政ローマ時代に牛の卸市場があったとされる公共広場。時代によって商業的または宗教的な中心地だったこともあり現在も神殿が残っている。紀元前3世紀に初の剣闘士闘技が行われた場所ともされている。道路を挟んだ向かいに「真実の口」で有名なサンタ・マリア・イン・コスメディン教会(ローマで教会巡り)がある。

紀元前2世紀に建てられたとされるヘラクレス・ウィクトール神殿。ローマに現存する最も古い大理石建築の一つ。 Blog Image

紀元前1世紀に建てられたとされるポルトゥヌス神殿。港を司るローマの神ポルトゥヌスを祀る。 Blog Image

クロアカ・マキシマ

紀元前6世紀以前に建設されたとされる驚異の下水道システム。現在でもフォロ・ボアリオのすぐそばにある排水口が確認できる。『ジョジョの奇妙な冒険 第5部』のラストでも描かれた。 Blog Image

マルケッルス劇場

紀元前1世紀に建てられた古代ローマ時代の劇場。アウグストゥス帝が、後継者第一候補だった甥マルケッルスが早逝したことを悼み、劇場に彼の名を与えた。 Blog Image

地上階の回廊。 Blog Image

紀元前2世紀に創建され、紀元前1世紀アウグストゥス帝時代に再建された「オッタヴィアのポルティコ(神殿の玄関部分)」。マルケッルス劇場のすぐそばにある。オッタヴィアはアウグストゥス帝の妹の名。 Blog Image

トッレ・アルジェンティーナ広場

共和政ローマ時代の4つの神殿の遺跡がある考古学エリア。カエサルが暗殺された場所もここらしい。 Blog Image

カンポ・デイ・フィオーリ広場

市場が広がる広場。地動説と汎神論を説いた哲学者ジョルダーノ・ブルーノが異端とされ処刑された広場でもある。 Blog Image

パラッツォ・ファルネーゼ

16世紀に有力貴族ファルネーゼ家の宮殿として建てられたルネサンス様式の建物。設計にはミケランジェロも関わっている。現在はフランス大使館として使われている。なぜかトリックアートが施されていた。 Blog Image

ジュリア通り

テヴェレ川の左岸 (東岸) に沿ってまっすぐ走る約1kmの通り。 Blog Image

トリトーネの噴水

17世紀にベルニーニによって制作された噴水。バルベリーニ広場にある。 Blog Image

参考書籍

チェーザレ 破壊の創造者

テルマエ・ロマエ

プリニウス

ジョジョの奇妙な冒険 第5部

甘くて、苦くて、深い 素顔のローマへ

教養としての「ローマ史」の読み方

はじめて読む人のローマ史1200年

西洋美術史入門

世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」

ルネサンスとは何であったのか―塩野七生ルネサンス著作集1―

ルネサンス 歴史と芸術の物語

イラストで読む ルネサンスの巨匠たち

ヤマザキマリの偏愛ルネサンス美術論

「イタリア」誕生の物語

はじめてのイタリア語

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#ヨーロッパ#イタリア#古代遺跡#博物館#宮殿#市場#世界遺産#聖地巡礼